おらしょ こころ旅

エリアⅢ「希望を与えた予言の道」
(長崎市)

 良港を探していた宣教師の求めに応じ、キリシタン大名・大村純忠が長崎を開港すると、“岬の教会”を中心に長崎の町が形成され、“小ローマ”と称されるほどキリスト教が広まって教会が立ち並びました。その後、伴天連追放令や禁教令が発せられ、段々と禁教の取り締まりが厳しくなると、キリシタンたちは潜伏して「やがて自由に信仰できるようになる」という殉教者の予言を信じ、ローマに通じる聖地とした山を拝みながら希望をつなぎました。

 このエリアは、「希望を与えた予言の道」をテーマに、岬の教会があった旧県庁舎跡地から日本二十六聖人殉教者が歩いた浦上街道、聖地とされた岩屋山や赤岳を身近に感じつつ、海を渡って島々へ移住した潜伏キリシタンのふるさとともいえる外海地区に続く4つの巡礼路から成ります。長崎市内でキリスト教の繁栄・殉教・潜伏・復活の歴史にふれることができるルートです。

  • 岬の教会(サン・パウロ教会)跡/被昇天の聖母教会堂(被昇天のサンタ・マリア教会)跡
  • 日本二十六聖人殉教記念碑
  • 岩屋山頂上からの眺め
  • 赤岳

エリアマップ

エリアⅢの巡礼路

エリアⅢの世界遺産(構成資産)

  • 外海の出津集落
  • 外海の大野集落
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