Vol.436
2022年12月19日 公開
12月も後半に入り、今年もあと2週間あまりになりましたね。
年末といって気になるものの一つが大掃除ですが、数年前から一気にやるのではなく、12月の土日を中心に数日間かけてするようになってからずいぶん楽になりました。
障子の張り替えは数年に一度、高いところの掃除は一年おきにするなど、無理をせずにある程度の清潔さで満足すればそれなりにすがすがしい正月を迎えられます。
近年は年賀状の数も少なくなりました。絵柄や文面を考えたり、書く手間が減ったりするのは正直助かるのですが、年々正月らしさが薄れていくのは少し寂しい気もします。
さて、12月19日はどんな日なのか、ちょっと調べてみると、1910年(明治43年)のこの日、日本人が乗った動力付き飛行機が初めて飛行に成功したことから「日本初飛行の日」となっています。
挑戦したのは陸軍の軍人で、飛行機はフランス製、飛行時間は4分、飛行距離3,000m、最高高度70mを記録したとのこと。
その後、日本初の国産機が製作され、さらに日本航空輸送研究所が開設されて定期便が運行されるようになるわけですからこれは画期的な出来事だったのでしょうね。
そして旧暦ながら1586年12月19日は、関白秀吉が太政大臣に任ぜられて朝廷から豊臣姓を賜った日。
10年後の1596年同日、彼の命(めい)により宣教師6人と日本人信徒20人が磔刑(たっけい)に処せられました。新暦でいうと2月5日。長崎西坂の丘は寒風が吹き荒れていたのでしょう。
時代は変わっても冬本番、コロナ感染症、インフルエンザに気をつけて2022年の最後を乗り切っていきましょう。
(文:ヒラモトヨシノリ、イラスト:ナカムラタエ)