おらしょ こころ旅

Vol.420

Tシャツ

2022年8月22日 公開

多くの人が一枚は持っている夏のファッション・アイテムといえばTシャツ。今は素材もデザインも多彩で、毎年新しいものを購入している人もいるでしょうね。

Tシャツは、袖が短いか、あるいは袖がない襟なしのシャツのことで、両袖を左右に広げたときに英文字の「T」に見えることからこう呼ばれるようになったそうです。

その起源には諸説があるようですが、元はアメリカ軍の兵士が着用した下着だったらしく、その後、スポーツ選手のアンダーウエアとして採用されるようになりました。

現在のような質感のTシャツが広まったのは1930年代からで、日本で普及したのは1960年代以降のことでした

日本人が洋服を着るようになったのは明治時代ですが、洋装が一般に定着するようになったのは第一次世界大戦後、1918年以降のことだといわれています。

ということは、Tシャツの原型ともいえる下着を身に付けるようになったのもこの頃からだったのかもしれません。

ただ、1867年の浦上四番崩れから50年後に集まった生存者の集合写真(「旅する長崎学4」に掲載)をみると、ほとんどの人がまだ着物姿。洋装は高額だったこともあって浸透するまでに時間がかかったのでしょうね。

気温30度を超える真夏日。ワイシャツの襟のボタンをはずし、腕まくりをした会社員らしき人をみると、早くみんながTシャツで仕事ができる世の中になればいいのにと、切に願ってしまうのでした。

 

(文:ヒラモトヨシノリ、イラスト:ナカムラタエ)

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