Vol.40
2015年4月6日 公開
十字架にかけられたイエス・キリストが数日後によみがえったことを祝う「イースター(Easter)」をご存じですか。日本ではあまりなじみがないかもしれませんが、キリスト教ではクリスマスよりも重要な行事といわれています。
日本語で「復活祭」とも呼ばれるイースター、今年は4月5日に行われたそうです。ちなみに2014年は4月20日、2016年は3月27日。これは、イースターの日が「春分のあとの、最初の満月の次の日曜日」と決められているから。月の周期によって日程にずれが生じるのです。
イースターの日にはどんなことをするのでしょうか。「イースターエッグ」という言葉を聞いたことがある方もいるかもしれませんね。このお祭りには、生命や復活を象徴するものとして伝統的に卵が使われてきました。
カラフルに彩られたゆで卵を家に飾ったり、子どものいる家庭では卵を庭にかくして探す「エッグハント」をしたり、エッグハントで手にした卵を転がす「エッグロール」や、スプーンに卵をのせて落とさないように運ぶ「エッグレース」など、卵を使った遊びやゲームが人気だそうです。
たくさんの夢が生まれる春にふさわしい、ほのぼのとしたイースターの行事。今年はもう終わってしまいましたが、休日にカラフルなゆで卵を用意して、うららかな陽射しの中で子どもさんと一緒に遊ぶのも楽しそうですね。
(文:ヒラモトヨシノリ、イラスト:ナカムラタエ)