Vol.363
2021年7月12日 公開
文月(ふづき、ふみづき)とも呼ばれる7月。その由来は7月7日の七夕に詩歌を献じたり、書物を夜風にさらしたりする風習があったからだといわれています。
なんとも美しい響きの「文月」ですが、そのほかにも秋初月(あきはづき)、七夜月(ななよづき)、愛逢月(めであいづき)、蘭月(らんげつ)、涼月(りょうげつ)といった別名があり、名前から連想する7月はとてもさわやかな印象があります。
でも実際はどうでしょうか。連日のまとわりつくような暑さによく眠れないで困っているという人も多いかもしれませんね。
さらに害虫やヘビなど様々な生き物が活発に動きまわる季節。苦手な人にとっては決して過ごしやすいとはいえません。
キリシタン関連遺産の中には深い森や険しい山の奥にあるものも多く、その道中では危害を及ぼす生物たちに突然出くわすこともあります。この時期、訪れる際は充分に気をつけていただきたいと思います。
さて、来週7月19日(月)が「海の日」と記載されているカレンダーをお持ちの方はけっこういらっしゃると思いますが、今年は特例措置として祝日が変更になるそうですね。
恥ずかしながら私はこのことをつい最新知ったのでした。
「海の日」は7月22日(木)、7月23日(金)が「スポーツの日」、さらに8月8日(日)が「山の日」で、翌日8月9日(月)が振替休日とのこと。
私は油性ペンで手持ちのカレンダーを修正したのですが、できれば7月、8月の正式なカレンダーを入手したほうがいいかもしれませんね。
子どもたちはもうすぐ夏休み。感染症に気をつけて太陽の季節を思い切り楽しんでほしいと思います。
(文:ヒラモトヨシノリ、イラスト:ナカムラタエ)