Vol.229
2018年12月3日 公開
来年4月30日に天皇陛下が退位され、翌5月1日に皇太子さまが即位され、10月22日には新天皇が国の内外に即位を宣言する儀式が行われるそうです。
仮に5月1日が祝日になれば、祝日に挟まれた日は休日となるため、来年のゴールデンウイークは4月27日から5月6日までの10連休となります。
これを見込んですでに計画を立てている人もいるかもしれませんね。
しかし、正式にはまだ決まっていないため、2019年のカレンダーや手帳にはこれらの日付の下に国旗と儀式名を赤字で記したものもあります。苦肉の策なのでしょうね。
今日はカレンダーの日。政府が明治5年12月3日を新暦(太陽暦)に改暦し、明治6年(1873年)1月1日としたことにちなんで1987年に制定されたそうです。
カレンダーといえば、外海や浦上の潜伏キリシタンが長い禁教時代に大切に守り続けてきたのバスチャンの日繰りという教会暦があります。
バスチャンはジワンという神父の弟子で、ジワン神父亡きあとも人目を忍んで伝道を続け、信仰を継承していくために欠かせない日繰りを伝えたといわれています。
当時の太陰暦では太陽暦の西洋教会暦と祝日がずれてしまうため、西洋教会暦の祝日が太陰暦ではいつに当たるのかを知らせる必要があったのですね。
祭礼はこれに沿って行われ、キリシタンの結束と信仰心はさらに高まったといわれています。
計画を立てて実行することの大切さを改めて感じますね。
そろそろ今年を振り返る時期になりました。でもその前にやらなければならないことがたくさんあります。
ま、ぼちぼち片付けていきましょう。
(文:ヒラモトヨシノリ、イラスト:ナカムラタエ)