Vol.211
2018年7月30日 公開
「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」が世界文化遺産に登録されてから1カ月がたちました。
今は夏休みということもあって多くの人たちが構成資産を訪れているのではないかと思います。
潜伏キリシタンが暮らした集落や、先人たちが眠る墓地、庄屋跡や神社といったゆかりの地を訪れ、神聖な空気に包まれた教会にたたずむとき、人々は何を思うのでしょうか。
信仰することを奪われ、怯えながら生きなければならなかった信徒たちにどのような想いを抱くのでしょうか
希望を持って祈り続けた人々の物語には多くの「学び」があります。
構成資産のある市や町では、この素晴らしい遺産を多くの皆さんに知ってもらうために、ガイドさんとめぐるツアーなどを企画しています。
どこに行ってみようか、どんなコースにしようかなど、プランを立てるのも楽しみのひとつ。幾通りもの世界遺産の旅が楽しめそうです。
長崎市にある長崎歴史文化博物館では、「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」の世界文化遺産の登録を記念して「PIECE OF PEACE レゴブロックで作った世界遺産展 PART-3」を開催しています。
国内外の世界遺産のモデルのほか、潜伏キリシタン関連遺産をデフォルメした作品も展示しているそうです。
こちらにもぜひお出かけください。
(文:ヒラモトヨシノリ、イラスト:ナカムラタエ)