Vol.165
2017年9月4日 公開
今日9月4日は「櫛(くし)」の日」であり、「串の日」でもあり、そして「クラシック音楽の日」だそうです。
すべて「9」と「4」の語呂合わせとのことですが、こういった記念日によって改めてその存在を見直したりするのはとても良いことだと思います。
「クラシック音楽の日」でいうと、今日はオーストリアの作曲家アントン・ブルックナー(1824年〜1896年)の誕生日だそうです。
こう書くと、いかにもクラシック音楽に精通しているようですが、まったくそうではなく、「ブルックナー」という名前も聞いたことがある(かもしれない)という程度。
作曲家といってすぐに思い浮かぶのは、バッハ、ベートーベン、モーツァルトくらいですから、その知識は推して知るべし、です。
さて、このブルックナーさん、敬けんなカトリック教徒で多くの宗教曲をかいていて、それらは世界中の合唱団によって歌い継がれているそうです。
『アヴェ・マリア』は、シューベルトやカッチーニ、バッハとグノーの曲が有名ですが、メンデルスゾーン、ブラームス、ヴェルディ、ドヴォルザークなど、数多くの作曲家も同名の曲を手がけています。
もちろん、ブルックナーも『アヴェ・マリア』という曲を作っています。
静かな秋の夜は、いろんな『アヴェ・マリア』を聴き比べてみるのも楽しいかもしれませんね。
夜空に輝く星をながめながら、何も考えずにひとりぼんやりと。
(文:ヒラモトヨシノリ、イラスト:ナカムラタエ)