Vol.164
2017年8月28日 公開
今日8月28日は「民放テレビスタートの日」。1953年2月1日にNHKが放送を開始したのに続き、この日、民放テレビ第一号である日本テレビが放送を開始しました。
そしてこの日初めて放送されたテレビコマーシャルは、服部時計店の正午の時報だったそうです。
それから64年、テレビコマーシャルは少しずつ進化をとげ、今や一つのエンターテインメントとして定着しています。
テレビやラジオがなかった時代の広告といえば、ポスターの原型である紙看板や、今でいう広告チラシの引札といった紙媒体が主流でした。
そんな中で興味深いのが、歌舞伎のせりふに商品名を盛り込んだ芝居と商品のタイアップ企画。
ライブ感あるパフォーマンスの訴求力はこの時代にすでに証明されていたんですね。
フランシスコ・ザビエルに続いて日本にやってきた宣教師たちも翻訳した教理を通行人に読み聞かせるだけでなく、儀式やパレードといったパフォーマンスを取り入れて布教活動を行ったそうです。
人々を魅了するライブ感あふれるパフォーマンス。
この夏、あなたは灼熱の太陽のもとでどんな感動に出会いましたか。
(文:ヒラモトヨシノリ、イラスト:ナカムラタエ)