Vol.163
2017年8月21日 公開
夏休みもあと10日あまりになっていうのも変ですが、日本の小中学生の夏休みはどうして宿題が多いのでしょうか。
自由研究、絵日記、読書感想文、問題集、工作など、学校によって異なるものの、指折り数えるだけでもため息がでるほどのラインナップ。
夏休み期間中も学力を低下させないためとか、計画性や実行力を養うためとか、目的ははっきりしているのでしょうが、浮き輪や虫取り網を持った子どもたちに出会う機会が少なくなったのは寂しい限りです。
宿題に追いかけられることなく、子どもたちがもっと生き生きと夏休みを過ごすことができる良いアイデアはないのでしょうか。
学校の先生や保護者の皆さんから怒られるかもしれませんが、スポーツでも音楽でも工作でも何でもかまわないので、ひとつだけ一生懸命に取り組んだ成果を好きな形で表現するというのはどうでしょうか。
これまで見えなかった子どもたちの感性や才能が発見できるかもしれません。
そうはいっても、今年の夏休みの自由研究がまだ済んでいないというあなた!
「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産インフォメーションセンター」では、小中学生の皆さんの自由研究に活用していただけるよう、相談コーナーや学習コーナーを設置しているそうです。
「世界遺産とは何か」「長崎のキリスト教の歴史と世界遺産の候補になった価値」など、来年の世界遺産登録をめざす「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」について調べてみませんか。
http://kyoukaigun.jp/news/detail.php?id=140
(文:ヒラモトヨシノリ、イラスト:ナカムラタエ)