Vol.157
2017年7月10日 公開
7月10日は「ウルトラマンの日」。1966年のこの日、「ウルトラマン」のテレビ放送が開始されたそうです。
ウルトラマンは、科学特捜隊のハヤタ隊員がベーターカプセルを点火させて変身し、スペシウム光線を発射して敵をたおす巨大変身ヒーロー。
もう50年以上も子どもたちに愛され続けているのですね。すごいことです。
僕の子どもの頃のヒーローは、月光仮面、鉄人28号、鉄腕アトム、白馬童子、怪傑ハリマオ・・・。実在するヒーローでは、プロレスの力道山、相撲の大鵬、プロ野球の長嶋茂雄さんが大人気でした。
歴史にのこるヒーローといえば、戦国武将や幕末の志士たち。それから「島原・天草一揆」で一揆軍の総大将だったといわれている天草四郎もその中に入るかもしれませんね。
彼の出生や生涯については不明な点が多く、それがかえって彼のカリスマ性を高めることになったのでしょう。
盲目の少女にふれたら彼女の視力が戻ったとか、海面を歩いたなどという逸話ものこされているようです。
とてつもない力を発揮して敵をやっつけるヒーローを見つめる子どもたち。そのそばにはかつて同じように目を輝かせた大人たちの姿があります。
今の時代、強きをくじき弱きを助ける正義の味方を求めているのは、子どもたちだけではないのかもしれませんね。
(文:ヒラモトヨシノリ、イラスト:ナカムラタエ)