Vol.152
2017年6月5日 公開
歳をとるにつれて知識がふえていくのはそのとおりなのでしょうが、それでもまだまだ知らないことがたくさんあります。
それに加えてこれから徐々に物忘れがひどくなってくることを考えると、謙虚に学ぶという姿勢がとても大切になってくるような気がします。
「芒種」という言葉、僕は知りませんでした。
「ぼうしゅ」と読みます。
芒種は、二十四節気の9番目にあたる五月節のことで、旧暦の4月後半から5月前半。今でいう6月6日頃で、今年は6月5日だそうです。
旧暦の5月なので、この時期に降る雨を五月雨(さみだれ)、雨の合間に晴れることを五月晴れ(さつきばれ)と言います。
五月晴れは鯉のぼりとセットではなかったんですね。ほんと、勉強になります。
芒種の「芒(のぎ)」は、稲や麦などの先端にあるとげのような部分のこと。つまり芒種は、稲や麦などの種まきに適した時期ということなんですね。
平戸市では「潜伏キリシタンの歴史を継承する春日集落で米作り体験&棚田ウォーク」が行われるそうです。http://www.city.hirado.nagasaki.jp/
青々とした苗が田んぼを彩り、ホタルが舞い、梅の実が色づくこの時期は、多くの生命の息吹を感じるときでもあるのです。
(文:ヒラモトヨシノリ、イラスト:ナカムラタエ)