Vol.151
2017年5月29日 公開
今日は「幸福の日」。慶弔ギフトなどを販売する会社が「5(こ)2(ふ)9(く)」から「こうふく」の語呂合わせで制定したそうです。
毎日が「幸福の日」だといいのですが、そうもいかないのが人生。山あり谷ありだからこそ幸福を実感し、かみしめる瞬間があるのでしょうね。
あなたにとって「幸福の日」はいつですか。
めざしていた学校の入試に合格した日、何かの大会で優勝した日、好きな人ができた日、子どもが生まれた日・・・。人によってさまざまだと思います。
キリスト教の禁教令から250年あまり続いた潜伏時代を生きた信徒たちにとって「幸福の日」はいつだったのでしょうか。
1873年、禁教の高札が取り下げられた日でしょうか。それとも1865年、浦上村の人たちが大浦天主堂で神父とマリア像を発見した日だったのでしょうか。
キリスト教解禁後、みんなで協力してつくった教会が完成した日だったかもしれませんね。
苦労してつかんだ幸福もあれば、ラッキーにも舞い込んできた幸福もあります。大切なことは「何を幸福だと感じるか」なのでしょうね。
暮らしは豊かではではないけれど、家族みんな元気だし、毎日が楽しい。そんなささやかなことを幸福と感じることができる人間でい続けられたらいいな、と思う今日この頃なのです。
(文:ヒラモトヨシノリ、イラスト:ナカムラタエ)