Vol.140
2017年3月13日 公開
オリンピックや世界選手権大会などの国際大会だけではなく、国内で行われている社会人や学生のスポーツ大会でも、日本人と外国人の間に生まれた人たちの素晴らしい活躍が目をひきますね。
もちろんスポーツだけではなく、彼らは社会のさまざまな分野でその能力を発揮し活躍していると思います。
日本で国際結婚が公式に認可されたのは、明治6年(1873年)3月14日のこと。明日で144年を迎えます。
国際結婚が認められるようになって最初に届け出をしたのは、イギリスに留学した長州藩の若者とイギリス人女性。その後、明治30年(1897年)までに260組以上のカップルが誕生したといわれています。
国際結婚が認められた1873年は、先週のコラムでもご紹介したようにキリスト教の禁教令の高札が撤廃された年であり、仇討禁止令が公布されたり、目安箱が廃止されたりと、時代の変化を感じさせる年だったようですね。
人と人が国境を越えて出会い、愛し合って平和な家庭を築いていこうとする国際結婚のように、国と国がいくつもの課題を乗り越えてお互いに理解を深めながら平和な世界を築き上げていくこと・・・。
ほんとうは世界中の多く人々が、そのことを心の中で望んでいるのではないかと思うのです。
さて、明日はホワイトデーですが、この日に男性が女性にお返しをする風習があるのは世界でも日本を含め数カ国しかないようですね。
2月に女性からチョコレートをもらったという外国人男性がそばにいたら、軽く肩をたたいておしえてあげてください。明日はお返しの日ですよって。
(文:ヒラモトヨシノリ、イラスト:ナカムラタエ)