Vol.137
2017年2月20日 公開
今日はアレルギーの日。1966年、ブタクサからアレルギーを起こす原因となる免疫グロブリンが発見され、学会で発表されたことから1995年に制定されたそうです。
ブタクサは北アメリカ原産のキク科の植物で、主に秋の花粉症の原因になるとのことですが、毎年この時期に気になるのは、やはりスギやヒノキの花粉飛散状況ではないでしょうか。
できればスギやヒノキのないところに行きたい。そう思っている人も多いかもしれませんね。
じつは長崎県には、スギやヒノキがほとんど自生していない島があります。それが平戸市の的山(あづち)大島です。
的山大島は、平戸島の北に浮かぶ周囲35kmの島。花粉を飛散させるスギ林が島の面積の約1パーセントしかなく、本土やほかの島から花粉が飛来することも少ないとのこと。
こういった環境を生かし、島では2008年より避粉地体験ツアーを実施しており、「症状が軽減した」など参加者の評判も上々のようです。
今年は3月10日に実施されますが、残念ながら参加者の募集は締め切ったとのこと。でも時間を見つけてプライベートでツアーを計画してみるのもいいですね。
平戸市はキリスト教の布教の歴史が息づくまち。避粉地体験とあわせて、キリシタン関連史跡をめぐる旅もおすすめですよ。
(文:ヒラモトヨシノリ、イラスト:ナカムラタエ)