おらしょ こころ旅

Vol.119

選べる自由

2016年10月10日 公開

秋といえば、スポーツの秋、読書の秋、芸術の秋、食欲の秋、行楽の秋など、いろんな「○○の秋」がありますね。

秋は暑くもなく寒くもなく、何かをするには最適な季節ということなのでしょう。でも考えてみると、スポーツも読書も芸術も秋に限ったものではなく一年中楽しめるものですよね。

スポーツにはいろんな競技があるし、読書は小説に専門書、雑誌、コミックなどジャンルもいろいろ。美術、音楽、演劇、映画など芸術の世界も多彩です。

つまり私たちは、いつでも好きなことを楽しめる。やりたいことに挑戦できるというわけです。

今日のランチも週末に同僚と行く居酒屋も、休日のデートの場所も応援する野球チームも、支持する政党も信仰する宗教もすべて自分で選ぶことができるのです。

キリスト教禁教期、信仰の自由を奪われた人々は、表向きは仏教や神道の信徒として振る舞いながら小さな組織をつくってキリスト教の信仰を続けました。

そして禁教が解かれたあと、多くの人々がカトリックに復帰する中、禁教期の信仰を継続した人、仏教や神道に改宗した人もいました

つまり、キリスト教を信仰する自由だけでなく、違った信仰の道を歩く自由も手に入れることができたのです。

選べる自由がある社会、いつまでも守っていきたいですね。

10月10日は体育の日。そろそろ体力づくりを!と考えたときに、真っ先に思い浮かんだのが卓球でした。

いろんな競技がある中、オリンピックでの日本人選手の活躍に影響されてしまった自分。流行に左右されない冷静な判断力を、スポーツを通して養いたいと思います。

(文:ヒラモトヨシノリ、イラスト:ナカムラタエ)

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