おらしょ こころ旅

五島列島

旧五輪教会堂 / きゅうごりんきょうかいどう

  • (撮影:池田勉)

  • 五島列島南部の久賀島にある教会堂である。【登録資産グループ/久賀島の集落】
  • 久賀島には18世紀末から大村藩から入植があり、その中に外海地方出身の潜伏キリシタンが含まれていたことから、潜伏キリシタンの集落が形成された。
  • 1865年の大浦天主堂における「信徒発見」の後、久賀島の潜伏キリシタンも大浦天主堂を密かに訪れて宣教師と接触した。
  • 久賀島で最初の教会堂は、1881年に建設された浜脇教会だが、その後この建物を引き継ぐことを切望したかつての潜伏キリシタンの集落であった五輪集落に寄贈され、1931年に現在の場所に移された。
  • 1985年には五輪集落に新しい教会堂が建設されたが、「旧五輪教会堂」として現在もなお維持されている。
  • 小規模な木造の建物で、外観に民家の形式をのこした、装飾の少ない礼拝空間をもつ初期の教会建築の代表例である。
  • 詳しくは、長崎県総合ポータルサイトをご覧ください。
関連する人名・用語
信徒発見

[信徒発見] まだ禁教が明けていない1865年、長崎の外国人居留地に創建された大浦天主堂において、浦上の潜伏キリシタン数人が約250年ぶりに神父に信仰を告白したできごと。

潜伏キリシタン

[潜伏キリシタン] 禁教時代に、表向き仏教徒として生活し、密かに信仰を継承した信徒たちのこと。

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地図・交通アクセス

地図はこちら

福江港から田ノ浦港までフェリー(約30分)
→田ノ浦港から駐車場まで車(約40分)
→駐車場から徒歩(約10分)
※フェリーについて、詳しくは五島市ホームページをご覧ください。
※フェリーは、天候や波の状況などにより時間の遅れや欠航が生じる場合がありますのでご注意ください。
※久賀島内は公共交通機関はありません。

【福江港までのアクセス】

  • 長崎港からジェットフォイル(約1時間25分)、長崎港からフェリー(約3時間10分)、博多港からフェリー(約8時間30分)
    ※長崎港からのフェリー及びジェットフォイルについて、詳しくは九州商船ホームページをご覧ください。
    ※博多港からのフェリーについて、詳しくは野母商船ホームページをご覧ください。
    ※フェリーや高速船は、天候や波の状況などにより時間の遅れや欠航が生じる場合がありますのでご注意ください。
  • 福江空港(五島つばき空港)から五島バス本社までバス(約35分)→五島バス本社から福江港まで徒歩(約5分)
    ※バスについて、詳しくは福江空港(五島つばき空港)ホームページをご覧ください。。

【長崎港までのアクセス】

  • 飛行機利用の場合
    東京(羽田)から長崎空港まで(約1時間45分)、名古屋から長崎空港まで(約1時間25分)、大阪(伊丹・関西)から長崎空港まで(約1時間15分)
    →長崎空港から大波止までリムジンバス(県営、長崎バス)(約40分)
    →大波止から長崎港まで徒歩(約10分)
    ※飛行機について、詳しくは長崎空港ホームページをご覧ください。
  • JR利用の場合
    東京駅から博多駅まで(約5時間)、名古屋駅から博多駅まで(約3時間20分)、新大阪駅から博多駅まで(約2時間30分)
    →博多駅から長崎駅まで(約1時間50分)
    →長崎駅から大波止まで路面電車(約4分)
    →大波止から長崎港まで徒歩(約10分)
    ※JRについて、詳しくはJRおでかけネットをご覧ください。

【博多港までのアクセス】

  • 飛行機利用の場合
    東京(羽田)から福岡空港まで(約1時間40分)、名古屋から福岡空港まで(約1時間10分)、大阪(伊丹・関西)から福岡空港まで(約1時間)
    →福岡空港から博多駅まで地下鉄(約10分)
    →博多駅から博多ふ頭まで西鉄バス(約15分)
    ※飛行機について、詳しくは福岡空港ホームページをご覧ください。
    ※西鉄バスについて、詳しくは西鉄バスホームページをご覧ください。
  • JR利用の場合
    東京駅から博多駅まで(約5時間)、名古屋駅から博多駅まで(約3時間20分)、新大阪駅から博多駅まで(約2時間30分)
    →博多駅から博多ふ頭まで西鉄バス(約15分)
    ※JRについて、詳しくはJRおでかけネットをご覧ください。
    ※西鉄バスについて、詳しくは西鉄バスホームページをご覧ください。

【福江空港までのアクセス】

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