おらしょ こころ旅

県北

春日集落 / かすがしゅうらく

  • (撮影:日暮雄一)

  • 長崎県平戸島の西岸にある。【登録資産グループ/平戸の聖地と集落】
  • 東側の安満岳から伸びる尾根に挟まれた谷状の地形と、海に囲まれた二つの集落からなる。
  • 納戸神を有する家屋、棚田、石祠、墓地遺跡、およびこれらを結ぶ里道から構成されている。
  • イエズス会宣教師アルメイダの1561年の書簡には、「春日に到着すると、十字架へ続く道は聖体の行列を待ち受けるときのような有様であった」とあり、1562年には「慈悲の組」ができていたことが確認されている。
  • 江戸時代の絵図と比較しても、16世紀から禁教期を経て現在にいたるまで集落の景観はほぼ変わらずに維持されていると考えられる。
  • 19世紀のキリスト教の解禁後もカトリックに復帰しなかったため、集落に教会堂は存在しない。
関連する人名・用語
アルメイダ(ルイス・デ・アルメイダ)

[アルメイダ(ルイス・デ・アルメイダ)] 1552年に来日し、1583年に天草で没するまで日本で活動したイエズス会士。医学に通じ、豊後府内に病院を設立して日本人に西洋医学を伝えた。

イエズス会

[イエズス会] ローマ教皇の公認を得たカトリックの修道会。フランシスコ・ザビエルなどにより1534年に結成された。

慈悲の組

[慈悲の組] キリスト教の精神に基づき、病人や貧困者の救済に奉仕した信心会「ミゼリコルディア」のことで、本部は長崎にあった。日本では「慈悲の組」「慈悲屋」などと呼ばれた。日本の福祉事業の先駆け。

納戸神

[納戸神] 平戸・生月で禁教時代から崇拝の対象とした密かに納戸にまつった御神体。聖画や木札、聖水などがあり、普段は箱に入れて保管し、年に数回納戸に飾りつけて礼拝した。

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地図・交通アクセス

地図はこちら

佐世保駅前から平戸桟橋まで西肥バス(約90分)
→平戸桟橋から春日まで車(約30分)
※平戸桟橋からはレンタカー、観光タクシーのご利用をおすすめします。詳しくは、平戸観光協会ホームページをご覧ください。

【佐世保駅までのアクセス】

  • 飛行機利用の場合
    東京(羽田)から長崎空港まで(約1時間45分)、名古屋から長崎空港まで(約1時間25分)、大阪(伊丹・関西)から長崎空港まで(約1時間15分)
    →長崎空港から佐世保駅前まで西肥バス(約1時間45分)、長崎空港から佐世保駅みなと口まで乗合ジャンボタクシー(約55分)
    ※飛行機について、詳しくは長崎空港ホームページをご覧ください。
    ※バスについて、詳しくは西肥バスホームページをご覧ください。
  • JR利用の場合
    東京駅から博多駅まで(約5時間)、名古屋駅から博多駅まで(約3時間20分)、新大阪駅から博多駅まで(約2時間30分)
    →博多駅から佐世保駅まで(約1時間50分)
    ※詳しくは、JRおでかけネットをご覧ください。

※詳しくは、インフォメーションセンターのホームページをご覧ください。

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