大浦天主堂の裏手に立つ鐘楼。幅の狭いはしごを上って2階に上がると、4坪ほどのスペースに高さ82cm、直径97cmのりっぱな青銅製の鐘が置かれている。

この鐘は1865年にフランスの匿名の信者から贈られたもので、鐘の周りには制作者クロチルド・アドルフ・ルイズの名前やプロフィールなどがフランス語で刻まれている。

お寺の梵鐘ぼんしょうも供出されたという第二次世界大戦中も貴重品と認められて供出をまぬがれた。

かつては人力で鳴らされていたが、現在は自動装置が付けられ、正午と午後6時に清らかな鐘の音を響かせている。※鐘楼区域は一般見学者立入不可。