黒島を訪れたら必ず食べて欲しいのが「島めし」。黒島近海で採れた新鮮な魚介を使った煮付けや焼き物、名物の黒島豆腐などが並ぶ。黒島豆腐は、海水のニガリで固めた独特の風味としっかりした堅さ、そして一般の豆腐よりも大きいのが特徴だ。

そしてもう一つの名物が、カトリック信者が晴れの日に作る「ふくれまんじゅう」だ。小麦粉を練ったシンプルな生地で餡を包み、せいろで蒸した素朴なまんじゅうで、サンキライ(カカラ)の葉を敷くのが特徴である。

五島のカトリック信徒も同じような蒸しまんじゅうを作る習慣があり、カカラの葉を敷くところまで同じなので、五島からの移住者が伝えた可能性も大きい。

島めしやふくれまんじゅうは、予約すれば島内の民宿(兼食事処)で食べることができる。