大浦天主堂の創建当時を撮影した貴重な写真がある。撮影者は、日本の商業写真の開祖、上野彦馬である。
その写真を見ると、正面に美しいバラ窓(丸い花びら模様の窓)が施されているが、1875年および1879年に増改築された後の写真を見ると、正面のバラ窓はなくなっている。あのバラ窓はどこにいったのか?
答えは、旧羅典神学校(キリシタン資料室)に入る前に注意深く大浦天主堂後部の壁を眺めると発見できる。理由は不明だが、創建当時の形そのままに今の場所に移動されたと考えられている。
專欄
長崎 彩繪玻璃的光彩
大浦天主堂の創建当時を撮影した貴重な写真がある。撮影者は、日本の商業写真の開祖、上野彦馬である。
その写真を見ると、正面に美しいバラ窓(丸い花びら模様の窓)が施されているが、1875年および1879年に増改築された後の写真を見ると、正面のバラ窓はなくなっている。あのバラ窓はどこにいったのか?
答えは、旧羅典神学校(キリシタン資料室)に入る前に注意深く大浦天主堂後部の壁を眺めると発見できる。理由は不明だが、創建当時の形そのままに今の場所に移動されたと考えられている。
文章:河村規子
有田焼の磁器タイル、黒島産の御影石・・・。
黒島天主堂の建築に使われた素材にも注目したい。
3種類のステンドグラスが混在する大浦天主堂。
その一枚一枚は歴史を語る貴重な証言者でもある。
緻密なドイツ製、色彩のイタリア製、それぞれの美しさを心静かに堪能したい。
太陽の動きを考えたステンドグラスの配置。
光の演出に感動!
ガラスの色が写るものと、写らないもの。
ステンドグラスに施された光のマジック。
受難に耐えた浦上信徒の歴史を物語る場所に再建された新聖堂は、ローマ教皇の来日を前に今の姿になった。
旧五輪教会堂にはステンドグラスはない
ガラスとガラスの間にセロハンをはさんだ信徒たちの思い
2018年、創建から100周年を迎えた田平天主堂。それを機に、創建当時のステンドグラスを案内所に展示。