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厳しい禁教政策のなか、信仰を捨てなかったキリシタンは処刑され殉教した。残された信徒たちは潜伏しながら信仰を続け、先祖たちの殉教地を聖地とした。聖地は不屈の魂が眠る神聖な場所として崇敬されている。
キリストにならって、自ら尊い犠牲になることを受け入れたキリシタンたちがいた。
今、その意味を考える。
列聖から100年目の1962年、殉教の丘は26人の生き方に触れる巡礼地となった。
日本二十六聖人に捧げられた教会は世界各地にある。
日本で消えかけた歴史を世界は記憶していた。
1597年、宣教師や信徒ら26人が長崎の西坂の丘で十字架に処せられた。
最年少は12才だった。
日本二十六聖人にささげられた大浦天主堂。
それは潜伏キリシタンに向けられたメッセージでもあった。
キリシタンの殉教地であり、聖地でもある無人島。
信徒たちは聖水をくむために、荒波を越えて島へと渡る。