先祖から受け継いだ祈りの儀式を守り続ける人々、ミサの記憶やクリスマスの思い出を楽しそうに語る信徒たち、キリシタンのまちの歴史を発信するボランティア。祈りのふるさとには多くの物語が息づいている。
禁教制度が解除され、宣教活動が本格化すると、海に面した地域の宣教師は小さな船で教会を巡回した
ド・ロさま畑で採れた野菜やお茶を味わえる「ヴォスロール」。ド・ロさま小麦で作るパンも美味しい!
天草の今富集落では明治になってからもカトリックに復帰せず、先祖から伝わる儀式を行った
歌手の五輪真弓さんのルーツは久賀島五輪地区
おじいさんは教会でオルガンを弾いていた
埋もれてしまった今富の歴史を、これからもっと調査していきたい。
今富川のクレソンは、ごまあえも天ぷらもおいしい!
教会は信徒の心の支え、私たちを幸せにする大切な場所。
2016年の夏で献堂から100周年を迎える大曾教会。
特別な気持ちで振り返る教会の歴史。
仏教徒からキリスト教徒へ。
愛を貫き、ともに祈りを捧げる家族がある。
鯛ノ浦のキリシタンに移住を働きかけ、頭ヶ島集落をつくった前田儀太夫とは。
愛情を込めて育てる花々を神様に見てもらう幸せ。
頭ヶ島天主堂を大切に思う心がここにある。
江戸時代、野崎島に多くのキリシタンが希望を持って移住した。
今また多くの人たちが小値賀に移住している。
小値賀諸島は国選定の重要文化的景観。
「昔のまま」は景観だけでなく、人のあたたかさや人情にも残っている。
舟森集落の人々は、1966年に島外に集団移住した。
小値賀島に住む唯一の舟森出身者の方に聞いた。
野首と舟森の二つの集落を結ぶ約2.8kmの険しい里道は、
100年以上にわたり信徒たちが踏みしめた祈りの道である。
小値賀島で民宿を営む田口富三郎さんの先祖は、
舟森に最初に住み着いた親子を助けたと伝えられている。
島原・天草一揆後、有馬の地には集団移住などで多くの人々が住み着いた。
今伝えたい思いに迫る。
幕府軍によって徹底的に破壊された原城。
この地で育つ「原城トマト」は、荒廃した土地からの復活のあかし。
信仰はいつも心の中にある。
漁師はいつも命懸けで漁に出る。
マリア様とともに。
過疎化が進む奈留島。
祈りの灯をともし続ける信徒たちに出会った。
聖ヨゼフの寡黙さ、誠実さは、ひたむきに働く五島の信徒たちの姿と重なる。
廃堂になって30年。
そこは信徒たちにとって祈りの場所ではなくなったが、
建物が伝えるメッセージがある。
敬けんな信仰心に生きた信徒たち。
家族全員が教会堂建設へ努力を惜しまなかった明治時代。
毎週のお祈りから特別な日まで、通い続けている天主堂。
外海には、信仰が自由になってからも教会に復帰せず、
潜伏時代からの信仰を守り続ける方々がいる。
外海には、ド・ロ神父の愛の精神を伝えようと活動する人たちが多い。
そのひとつが「ド・ロさまの家」である。
神棚にかくされたロザリオ、おじいさんの不思議な祈り・・・。
かくれキリシタンの長い歴史を多くの人々に知ってもらいたい。
黒島では、「信仰深い」を「しんこか」と言う。
信徒は皆、マリア様の御絵やロザリオ、十字架などをお守りにしている。