キリスト教関連の歴史文化遺産群を訪ね歩きながら、
好奇心を刺激する周辺スポットも紹介する発見の旅。
足の向くまま気の向くまま、さぁ、のんびり行きましょう!
2025年2月12日 公開
一昨年に開港450周年を迎えた長崎港。旧県庁のあたりは長い岬の先端だったところで、開港の翌年、翌年の1571年、イエズス会宣教師によって岬の教会(サン・パウロ教会)が建てられました。また、そこからすぐの場所には、日本が鎖国だった頃に唯一西洋との貿易を行って...
2025年2月5日 公開
今から428年前の1597年2月5日に、豊臣秀吉の命によって26人のカトリック信者が長崎の西坂の丘で殉教しました。毎年、この日の前に西坂公園で殉教祭(殉教記念ミサ)が行われ、今年は2月2日(日)に開催されました。今回は、殉教祭を間近に控えた1月下旬、西坂で殉教し...
2025年1月29日 公開
新地は世界遺産の大浦天主堂がある旧居留地のお隣。1月中旬になると、長崎市の冬の一大イベント、ランタンフェスティバルの開催を前に灯籠の取り付けや設置等が行われ賑わいを増します。今回はランタンフェスティバルのメイン会場でもある新地中華街周辺から大浦界隈...
2025年1月22日 公開
長崎市東山手にあるオランダ坂は、明治初期の外国人居留地だった時代、オランダさん(外国人の総称)が教会へ行くために造られた坂道です。今回は当時をしのびながら石畳の坂道をたどり、大浦天主堂へ登る坂道の途中にある、マキシミリアノ・マリア・コルベ神父ゆかり...
2025年1月15日 公開
佐世保市のベッドタウンとして人口が増加した佐々町に2014年5月31日に献堂した佐々町教会は、国道沿いに立っていますが、少し歩くとのどかな田畑とたおやかに流れる佐々川の美しい風景に出会えます。また隣町の小佐々には海沿いに小さな横浦教会が立ち、静かに信仰が...
2025年1月8日 公開
黒島や五島列島から再移住した信徒が多い県北は、海辺に建つ教会堂が多い。今回訪ねた浅子教会堂もその一つで、西海国立公園九十九島を望む波静かな入江に面した小さな木造の教会は、映画のロケなどでも使われる可愛い教会です。年末のクリスマスライトアップも有名...
2024年12月25日 公開
キラキラフェスティバルで賑わう佐世保の街。今回は佐世保港周辺のイルミネーションを満喫しました。駅の近くに建つ1931年築の美しいゴシック様式の三浦町教会もクリスマスのイルミネーションが施され、ひときわ輝いて見えました。
2024年12月18日 公開
12月に入ると教会の多くはクリスマスの準備が始まり、教会内にはイエス誕生の様子を再現した馬小屋が置かれます。今回はキラキラフェスティバルで賑わう佐世保市を訪問。夕日がきれいな鹿子前の九十九島パールシーリゾートをぶらりとした後、夕暮れの相浦教会を訪ね...
2024年12月11日 公開
神奈川県藤沢市在住の彫刻家、親松英治氏(90歳)は、若い頃、原城跡を訪れた時、目立った慰霊碑がないことに気づき、1981年ローマ教皇の来日を機にマリア像の制作を決意。それから40年の歳月をかけて彫られた渾身のマリア像を展示した原城聖マリア観音ホールが今年9月...
2024年12月4日 公開
島原・天草一揆で戦った一揆軍のほとんどがキリシタンの農民でした。幕府の兵糧攻めに合う中、一揆軍は海からポルトガル船が助けにきてくれるのを待ちましたが、海からやってきた船は幕府を応援するオランダの船でした。今回はその光景を想像しながら、原城跡を海側...
2024年11月27日 公開
キリシタン大名有馬晴信の時代、南蛮貿易等で栄えた有馬の地(現在の南島原市)。長い間、宣教師たちの布教の拠点となりましたが、禁教期に入ってからは厳しい弾圧の舞台となりました。今回訪れた有馬川殉教地も棄教を拒否した有馬直純の3人の重臣とその家族が殉教し...
2024年11月20日 公開
南島原市は今から450年ほど前にキリスト教の教育機関、セミナリヨが設置された地区で、今もまちのあちこちにセミナリヨゆかりの場所があります。今回訪れた北有馬の八良尾もその一つ。近くには日本唯一となった自然石でできた石橋もあり、歴史のロマンを感じます。
2024年11月13日 公開
明治初期、キリスト教が解禁となり、外国人宣教師が布教のために来島、次々と信徒たちはカトリックに復帰していきました。その時期の拠点の一つとなったのが青砂ヶ浦教会。現在の建物は3代目で、1910年(明治43)に建立。鉄川與助の手による初期のレンガ造りの教会堂で...
2024年11月6日 公開
江戸時代後期、多くのキリシタンが大村藩から五島藩へ移住、上五島にも各地区に信徒たちが集落を作って行きました。今回訪れた冷水地区もかつての潜伏キリシタンの集落で、禁教期には迫害も受けました。禁教令撤廃後、1907年冷水教会堂が建てられました。
2024年10月30日 公開
天正遣欧少年使節は、天正10年(1582)、大村純忠、有馬晴信、大友宗麟の3人のキリシタン大名の使節として4人の少年が選ばれ、ローマを訪問。ローマ教皇に謁見し、各地で歓迎を受けながら、ヨーロッパの新しい知識を身につけ帰国しました。大村純忠の出身地である大...
2024年10月23日 公開
禁教期に郡崩れという大きな弾圧事件があった大村には、その殉教にまつわる史跡やスポットが点在しています。そのどれもが今も大切にされていて、今回久しぶりにおとずれた地の殉教碑もきれいに化粧直しされていました。改めて殉教の地を巡ると、今の平和な暮らしが...
2024年10月16日 公開
日本初のキリシタン大名、大村純忠の居城があった現在の大村市には、キリシタンにまつわる史跡やスポットなどがたくさんあります。今回は西九州新幹線の開通で新しく建設された新大村駅から、カトリックの植松教会や郡崩れゆかりの首塚などを訪ねます。
2024年10月9日 公開
今から450年ほど前、日本初のキリシタン大名として名を馳せ、横瀬浦や長崎を南蛮貿易港として開いた戦国大名、大村純忠。幾度となく戦乱に巻き込まれ波乱な人生を送りました。今回は、純忠が亡くなるまでの数年を静かに過ごしたと言われる居宅跡を訪ねながら、キリス...
2024年10月2日 公開
平山亀吉とは、明治初期に建てられ世界遺産の構成資産の一つでもある旧五輪教会堂を作った大工で、教会建築を学ぶために長崎の大浦天主堂にも出向いています。その平山亀吉の名前が刻まれた石灯篭がある田之浦神社や久賀島のカトリックのシンボルである浜脇教会を見...
2024年9月25日 公開
前回訪ねた旧藤原邸(現在の久賀島観光交流拠点センター)のお庭を拝観後、禁教期に絵踏みが行われた猿田彦神社を参拝。その後、1868年(明治元年)、久賀島内の信徒たちが捕らえられ、残酷な責め苦を受けた牢屋の窄殉教記念教会を対岸に眺めながら、久賀島におけるキ...