おらしょ こころ旅

Vol.248

緊張の春

2019年4月22日 公開

1947年4月22日は、日本の警察庁がアメリカ製のポリグラフの試験を初めて行った日だそうです。

ポリグラフとは、いわゆる嘘発見器のこと。呼吸、脈拍、血圧といった人間の生理現象の変化から被験者が嘘をついているかどうかを判定する装置です。

しかし、嘘をつかなくても反応したり、嘘をついても反応しなかったりする場合があることから多くの国では裁判で証拠としては認められていないようです。

私もそうですが、病院で検査をすると考えただけで脈拍が速くなり、血圧の数値が普段より上がってしまう人にはよくわかる話ですよね。

4月1日のコラムでもご紹介した絵踏(えぶ)み。江戸幕府がキリシタンを発見するために行った制度ですが、これでも同じようなことがあったかもしれません。

キリシタンではないのに自分の番になって踏み絵に向かったとたん、緊張して足が震えてしまったり、挙動不審になったりして疑われた人もいたでしょう、たぶん。

配属された部署や歓迎会などで自己紹介をしたり、取引先に新任の挨拶にでかけたり、新年度は人前で話をする機会も多くなり、緊張する日々が続きます。

そんなときあなたはどうしていますか。

大きく深呼吸をする、緊張をやわらげる手のツボを押すという人もいるかもしれませんね。

私はもっぱら手のひらに「人」という文字を書いてそれを飲み込むという古典的な方法。

相手が大勢だったらその数は増え、えらい人だったら手からはみ出しそうな大きな字になります。

いわゆるおまじないですが、これって意外と効果があると思っているのは私だけでしょうか。

(文:ヒラモトヨシノリ、イラスト:ナカムラタエ)

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