おらしょ こころ旅

Vol.246

ルイス・フロイス

2019年4月8日 公開

1569年4月8日(新暦4月24日)は、織田信長がルイス・フロイスに京都居住を認めた日だそうです。

ルイス・フロイスは、リスボン生まれのポルトガル人宣教師。1548年にイエズス会に入りゴアに渡航、63年に横瀬浦(現在の西海市北部の港)に上陸して大村純忠のもとで布教活動を開始しました。

その後、大村氏と後藤氏との争いによって横瀬浦が壊滅状態となったため、平戸の度島(たくしま)に避難し、そこで日本語と日本の風習を学びます。

そして65年に京都に入り、69年には織田信長と対面し、許可を得て布教活動を行い、多くの信徒を獲得しました。

フロイスの大きな功績といえば、日本における布教の歴史を記した『日本史』の編さん。

これには布教のことだけではなく、信長などの人物に関することや、長崎での出来事なども詳細に記されており、宣教師の視点で書かれた記録として貴重なものとなっています。

1586年には大坂城で豊臣秀吉に会うものの、翌年、秀吉は伴天連(バテレン)追放令を発して弾圧を強め、97年には修道士6人を含む26人のキリシタンを長崎の西坂で処刑しました。

フロイスはこの詳細をローマのイエズス会総長に書き送ったのですが、これが最後の報告となり、同年、彼は長崎の地で生涯の幕を閉じたのです。

長崎市の西坂公園には、日本二十六聖人記念碑とともにルイス・フロイス記念碑が設置されており、西海市の横瀬浦公園には、訪れる人々を迎えるように手を差しのべるフロイス像が建っています。

(文:ヒラモトヨシノリ、イラスト:ナカムラタエ)

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