おらしょ こころ旅

Vol.233

松納め

2019年1月7日 公開

1月7日は「松納め」。正月の門松やしめ飾りを取り払う日で、松倒しや松下ろしなどともいわれています。

日本の正月の風物詩でもある玄関のしめ縄。多くの家では松納めの日にしまいますが、島原や天草では一年中飾ったままにしている家をけっこう見かけます。

これは、禁教下にキリシタンだと疑われないように神道で使うしめ縄を一年中軒先に飾っていた名残だそうですが、キリシタンでないことを示す必要がなかった島原の旧家にもこの風習が受け継がれているとのこと。

なぜなのでしょうか。

島原はかつて馬の重要な産地で、農家の馬小屋には大事な馬を災いから守るために年中しめ縄が飾られていたそうです。

その風習が農家から町方に広がったのではないかといわれています。

昔に比べてしめ縄を飾る家も少なくなり、取りはずしたしめ縄を燃やして1年間の無病息災を願う鬼火焚きも近年ではほとんど見なくなりました。

昭和の時代の懐かしい光景も少しずつ消えていくのでしょうね。

小さな脚立にのってしめ縄をはずすとき、新しい年が本格的に始まるという実感がわいてきます。

今年も頑張っていきましょう。

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(文:ヒラモトヨシノリ、イラスト:ナカムラタエ)

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