おらしょ こころ旅

Vol.178

クリスマスツリー

2017年12月4日 公開

師走に入り、色とりどりのイルミネーションが澄み切った冬の街を美しく彩っています。

街角や公園、商業施設などには趣向をこらしたクリスマスツリーが設置されていますが、そもそも日本で最初にクリスマスツリーが飾られたのはいつ頃だったのでしょうか。

それは1886年(明治19年)12月7日のこと。横浜で創業し、今も東京を中心に食品販売店を展開している明治屋だったそうです。

それまでも外国の公館や、プロテスタント系の学校のクリスマス・パーティーなどで飾られることはあったようですが、大衆の前に登場したのはこれが初めてだったのでしょうね。

クリスマスツリーは、古代ゲルマン民族の冬至の祭りで使用していた樫の木が原型で、現在では常緑針葉樹のもみの木が主に使用されています。

先端に飾られている星はキリストの降誕を知らせるベツレヘムの星をあらわし、金属製やガラス製のボールは、アダムとイヴが食べた知恵の木の実(りんご)を象徴しているそうです。

また、杖の形をした赤と白のストライプ柄の飴は「キャンディケイン」と呼ばれるもので、上下を逆さまにするとイエス(Jesus)の頭文字「J」の形になることから、迷える子羊を導くイエスをあらわしているともいわれています。

年末に向けてやらなければならないことはたくさんありますが、たまには立ち止まってツリーを見上げ、きらめくその美しさを楽しみたいですね。

(文:ヒラモトヨシノリ、イラスト:ナカムラタエ)

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