おらしょ こころ旅

Vol.147

若葉の頃

2017年5月1日 公開

今日から5月。すでに連休を利用して旅行などにでかけている方も多いでしょうね。今春、新しい生活をスタートしたみなさんにとっては疲れが出る頃。思いっきり遊んでリフレッシュするのもいいかもしれません。

5月になると思わず口ずさんでしまう歌があります。1971年に公開されたイギリス映画『小さな恋のメロディ』の挿入歌、Bee Gees(ビージーズ)の「First of May 〜若葉の頃〜」です。

この映画は、思春期を迎えた少年少女の純愛を描いた物語で、幼い二人が結婚するという衝撃的な展開を通してイギリスの厳格な保守主義をさりげなく批判した内容でした。

当時、卒業後の進路について両親と対立していた私は、大人社会へ反発する彼らの行動に拍手をおくったものでした。

When I was small, and Christmas trees were tall

We used to love while others used to play・・・

原っぱに寝転んでこの歌を口ずさむと、希望に満ちていた青春時代の懐かしい日々がよみがえってきます。

かつて潜伏キリシタンが暮らした集落も今、美しい緑に彩られています。

 新たな命が芽吹くこの時期を毎年迎えることができたからこそ、彼らも禁教という厳しい冬の時代を乗り越えることができたのかもしれませんね。

 希望を感じる若葉の頃、長崎市外海の出津集落や平戸市の春日集落、五島市久賀島の集落など、潜伏キリシタンの歴史が息づく場所を訪ねてみませんか。

(文:ヒラモトヨシノリ、イラスト:ナカムラタエ)

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