
撮影:池田勉
- 長崎県島原半島南部の海に突き出た丘陵を利用した城跡である。【登録資産グループ/原城跡】
- 本丸、二ノ丸、三ノ丸、天草丸、鳩山出丸などから構成され、東側は海、それ以外は低湿地で囲まれた要害だった。
- 1598年から1604年にかけて有馬氏によって築かれた城で、築城のいきさつについてはイエズス会宣教師たちによってヨーロッパへ報告された。
- 1637年に苛政と飢饉をきっかけに勃発した「島原・天草一揆」の際に、2万数千人の百姓などが立てこもった場所である。
- 幕府軍は約12万人の兵力を動員して一揆軍を攻撃。4ヵ月におよぶ攻防の末、一揆軍のほぼ全員が殺された。
- 発掘調査では、本丸の虎口や櫓台の石垣などの遺構が確認されており、多量の人骨や十字架、メダイなどの信心具が出土している。
- 原城に持ち込まれた信心会の「幟」は、一揆の際の陣中旗として利用されたもので現存している。
- 禁教下においても有馬や天草で組織的に信仰が継承されていたことを示す遺跡である。
- 詳しくは、長崎県総合ポータルサイトをご覧ください。
Map & Access
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諫早駅前から口之津まで島鉄バス(約1時間30分)
→口之津から原城前まで島鉄バス(約20分)
→徒歩(約10分)
※バスについて、詳しくは島原鉄道グループホームページをご覧ください。
【諫早駅までのアクセス】
- 飛行機利用の場合
東京(羽田)から長崎空港まで(約1時間45分)、名古屋から長崎空港まで(約1時間25分)、大阪(伊丹・関西)から長崎空港まで(約1時間15分)
→長崎空港から諫早駅前までバス(約30分)
※詳しくは、長崎空港ホームページをご覧ください。
- JR利用の場合
東京駅から博多駅まで約5時間、名古屋駅から博多駅まで(約3時間20分)、新大阪駅から博多駅まで(約2時間30分)
→博多駅から諫早駅まで(約1時間30分)
長崎駅から諫早駅まで(約20分)
※詳しくは、JRおでかけネットをご覧ください。
※詳しくは、長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産インフォメーションセンターのホームページをご覧ください。